【消費税】簡易課税選択時のオークション業の事業区分
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[相談]
OA機器のオークションを主催しています。
自社で仕入れた商品を、自社が主催するオークションで落札者(事業者)に売り、その商品の「落札価格」と「落札手数料」を落札者(事業者)から受け取ります。
①この場合、「落札価格」は「第一種売上」、「落札手数料」は「第五種売上」にそれぞれ該当すると考えてよろしいのでしょうか。それとも「落札価格」と「落札手数料」の合計が「第五種売上」に該当するのでしょうか。
②出品者の商品を預り、落札者からは「落札手数料」、出品者からは「出品手数料」と「成約手数料」を受け取るような取引もあります。この場合は「落札手数料」「出品手数料」「成約手数料」のすべてを「第五種売上」として問題ないでしょうか。
[回答]
①自社で仕入れたものを、加工しないで販売しているのであれば、第1種だと思います。手数料といっても、自分の商品の販売代金の一部なので、第1種に含めてよいと思います。
会費のように売上と関係なく発生するのではなく、販売とひもつきであれば、手数料という名目でも売上代金の一部を構成すると思います。
②こちらは、ご質問内容から判断いたしますと、第4種ではないでしょうか。
小売・卸売りですが、他から仕入れたものを、加工せずに販売をしているわけではないので、どこにも該当しないで、第4種と判断です。
業種は、日本標準産業分類で下記の5598に該当すると考えました。
分類コード5598
大分類「卸売業,小売業」中分類 「その他の卸売業」
小分類「他に分類されない卸売業」 細分類「代理商,仲立業」
売買の目的である商品について所有権を有することなく,また,直接的な管理をすると否とにかかわらず,手数料及びその他の報酬を得るために卸売業の代理業務を行い,あるいは仲立あっせんを行う事業所をいう。
下記の55のところの注意書きにも、“代理商、仲立業(5598)は第四種事業に該当する”と記載があります。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/shitsugi/shohi/20/06.htm
ただしデパートの消化仕入れのように、売り上げた瞬間、仕入が生じるというのであれば、一種又は二種になって、全体が売上となります。要は、契約の形態によって変わってくると思います。
なお、ネットオークションの運営の場合は、標準産業分類上、情報通信業に含まれるので、第5種になります。オークションでも、貸し画廊が売上に応じて手数料を受け取る場合は、産業分類が7099の不動産、物品賃貸業に該当して、第5種になるなど、枝分かれがあります。
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